株式会社デジタルチェンジ

代表取締役
島 舟作
取締役ファウンダー
朝倉 啓友

アライドアーキテクツ株式会社

取締役
松井 裕美

アライドアーキテクツ株式会社が、株式会社デジタルチェンジの株式を取得。

 

デジタルチェンジとアライドアーキテクツは、「クライアントにしっかり向き合う」カルチャーが似ている。

ー  今回、アライドアーキテクツ社がデジタルチェンジ社の株式取得ということになりました。

デジタルチェンジ取締役ファウンダー 朝倉(以下 DC朝倉):
まず、我々はどういう会社かを説明したいと思います。
我々は都市圏というよりも、地方都市を中心にデジタル広告の運用支援をしてきました。というのも、地方都市には専門性の高いデジタルマーケティング担当を配置できている企業は少なく、最悪の場合は専門担当がいないという企業も沢山あります。
そうなると広告は代理店に任せきりで、広告代理店の都合のまま必要のない「無駄広告」に、予算を投じてしまうケースが多発してるんです。
僕は日本を強くするには、地方部のデジタルマーケティングの強化は絶対必要だと思っています。ですから大企業のように予算が多くない地方都市の企業は、「限りある予算を、より適切に運用する」ことがとても重要で、その実現のために一緒に伴走しながら支援をするべくデジタルチェンジを立ち上げました。

デジタルチェンジ代表取締役 島(以下 DC島):
新しいお取り引きを始めるにあたって過去の広告運用のデータを見せてもらうと、「ここに、こんなに予算投下しても意味ないよ」という運用が結構あって、ビックリすることが良くありますよね。

アライドアーキテクツ取締役 松井様(以下 AA松井)
私たちアライドアーキテクツも同じような考え方で、多くの企業をこなすような工場的な支援ではなく、しっかり向き合いながら企業に合った最適なソリューションを提供しています。最初にお会いしてデジタルチェンジさんのカルチャーを聞いた時、非常に私たちと似ているなと感じました。
サービス的な観点も大事なんですが、そういうクライアントとの向き合い方をお聞きした時に一緒に何かできそうな感じがしました。

 

DC朝倉
地方都市の企業はブランディングにかける予算はほとんどなく、やはり売り上げに直結する「申込」や「問い合わせ」などのコンバージョン獲得目的が多いです。そうした背景から我々の費用対効果型のリスティング広告運用の支援は、多くのご依頼を頂くようになりました。
そんな中、ここ数年「SNS広告」を使った集客のご依頼が急激に増加してきたんですよね。

DC島:
予算が少額でも、「リスティング広告+facebook広告」というようなSNS広告との組み合わせが増えてきましたよね。当然、リスティング広告は「検索ワード」で顧客感情が分類できるのでターゲティング精度が高くて費用対効果を出しやすい。それに続いてSNS広告も、他のディスプレイ広告に比べターゲティングが細かく設定できて、費用対効果を出しやすいというのが増加の要因ですね。

ー  なるほど、そうなると今後のデジタルチェンジにおいてSNS広告は重要な要素ですね。

DC朝倉
我々としては、SNSを今よりもっと深堀りしてもっと活用したいと思っていました。ただSNSの場合、広告をするにしてもアカウントの運用も必要ですし、リスティング広告では必要のない「画像」などを何種類も制作しないといけない。弊社自体でノウハウを貯めていくなかで、より進化スピードを求めた時に「SNSマーケティングに長けている企業と一緒になって、サービス作りをしたほうが良いのでは?」と考えたんです。
そうしたら、パッとアライドアーキテクツの中村社長の顔が浮かびました(笑)

アライドアーキテクツとデジタルチェンジ、お互いの強みを生かして。

 

ー  一方で、アライドアーキテクツはデジタルチェンジと協業していく意味はどこにあったんでしょうか

AA松井
私たちは先ほどお話ししたように、お客様と向き合いながら最適なソリューションを提供するという考えの下で、主に大手企業様のご支援をさせて頂いています。「お客様と向き合う」ということで1社1社丁寧にやっていくことに注力していますので、それほど多くのお客様のご支援をしているわけではないんです。
そうした中で昨今のDXの流れもあり、先ほど朝倉社長からもお話しあったように日本全国の様々な企業様から、SNSへの強いご要望があることも気にしていました。
できれば私たちが培ったSNSを活用し、企業と生活者が直接つながりファンになってゆくノウハウを、もっと全国の企業様にご活用いただきたいなと考えていた時にデジタルチェンジさんのお話を頂きました。
地方都市の企業に向けて広告運用を提供されているとお聞きして、これは協業したら良いサービスができるかもしれないと思いました。

DC
最初にお会いした時には、既にアライドアーキテクツさんのSNSノウハウを安価に提供できるようなサービスの企画が進んでいたんですよね。

AA松井
そうなんです。中小企業様向けのSNS運用をご支援するサービスは実行していきたいなと考えていまして、サービス化に向けて協議していたところでした。そういった意味で、我々にとってとても良いタイミングでデジタルチェンジさんにお会いできたなと思います。

 

DC
広告運用の現場をマネジメントしている立場としては、今までお客様からSNSアカウント運用のご依頼があっても自分たちの領域を突き詰めていくという観点で「お断り」をしていました。
今現在でも多くのお客様にSNS広告運用の支援を提供させて頂いてますが、ユーザー行動も変化していくなかで費用対効果の最大化という観点で考えた時、自分たちのサービス領域にもっとSNS領域を混ぜていきたいと思っていました。
ただSNSは「視覚」が非常に重要で、広告運用の成果にはクリエイティブの「鮮度」が関係します。画像や動画等の「ネタ作り」のスピード感によって、効果も変化してしまうので広告主デジタル担当者様には結構負担なんですよね。
我々は「広告運用の費用対効果」においてはかなりの自信があります。ですので、クリエイティブの支援という点でアライドアーキテクツさんの持つクリエイティブノウハウに非常に期待しています。

AA松井:
私たちの方もSNS支援をご依頼頂く中で、リスティング広告もセットで一緒に運用してくれないかというお話が出てきます。ユーザー一人の行動を考えた時、SNSだけしか触らないということは少ないと思うんです。やはりGoogle/Yahooで検索もするし、LINEもするし、インスタもツイッターも見るという「チャンネル横断」が実態だと思います。
ですからデジタルチェンジさんが得意とされる「検索領域」の会社が、アライドアーキテクツのグループになるというのはとてもワクワクします。

両社の強みを掛け合わせ進化していくことで、新たな価値提供をする。

ー  今後に向けてお伝えしたい事はありますか。

DC朝倉
やっぱりこれだけSNSでのコミュニケーションが主流になると、企業側がWebで「私たちを信用してください」といくら訴えても「本当に信頼できるかSNSで確認しよう」というユーザー心理が働くと思うんですよ。そうなってくると、広告+ランディングページという組み合わせだけでは今後信用を100%得るというのは難しくなってくるだろうな、と。
ですので今後もそういった「顧客感情」に向き合って、デジタルチェンジの強みを生かしながらアライドアーキテクツさんと共に進化していきたいと思います。

DC
「どのようなサービスがお客様の役立つか」という観点で、これからアライドアーキテクツさんと色々話し合いながら、できるだけ早く協業サービスをスタートしたいですね。

AA松井:
私たちは今回デジタルチェンジさんの「株式取得」が目的ではなく、お互いの強みを掛け合わせて企業として新たな価値提供をできるのかが重要だと思っています。そういう意味で企業カルチャーもとても近いことも含め、一緒に面白いことができるという確信があります。
ぜひ期待して頂きたいです。

ー  本日は、有難うございました。

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