SNS広告運用とは?気になる運用方法を解説!

スマートフォンの普及により、Facebook、Twitter、LINEにInstagramなどのSNSでコミュニケーションをする人も増え、今や、日常生活においてSNSからの情報収集は欠かせないものとなっています。

こうした現状から、現在の企業の広告展開はSNSを利用しての、商品やサービスの紹介、企業ブランディング活動などを行っています。今や、SNSは新たな広告メディアとして、その地位を確立しています。

今回は、SNS広告運用をお考えの企業様のために、SNS広告の基礎的な知識からSNS広告の活用方法、実際に広告運用するにあたってのポイントなどを解説していきます。

SNS広告とは?

SNS広告とは、Web広告の一種でFacebook、Twitter、LINE、Instagramなど、各SNSのプラットフォームに配信する広告のことです。

Web広告の手法の中で、SNS広告を活用するにあたり、その特徴を把握することでより広告効果を狙うことが可能となります。

そこで、まずはSNS広告とはどういったものかを知るために、そのメリットをご紹介していきます。

SNS広告のメリット

①自社の商品・サービスを利用する可能性が高いターゲティングの精度が高い

SNSは、ユーザーがSNSアカウント登録時に個人情報を入力します。

このプロフィール情報と、SNS上での「いいね!」、「シェア」、「動画再生」などの各ユーザーの行動データから、より精度の高いターゲティングが可能になります。

つまり、商品やサービスを訴求したい人に広告出稿できることは、広告出稿の費用対効果が高いです 。

②潜在顧客にもリーチ(広告に接触したユーザー数)が可能となる

SNS広告は、さまざまなユーザーに対して広告を発信できるため、自社の商品やサービスを認知していない「潜在層」にもリーチすることができ、商品やサービスの認知拡大とブランディングの確立に効果が期待できます。

③ユーザーにとって、他の広告よりも受け入れられやすく感じる

従来の広告は、商品やサービスを提供する企業側からの一方的なコミュニケーションのため、興味・関心がないモノは、消費者に受け入れられない傾向にありました。

その点SNS広告は、ユーザーのタイムライン(フォローしているユーザーの投稿が一覧表示される画面)に違和感なく表示されるため、他のWeb広告よりもリーチが見込めるため幅広い層にアプローチできます。

そのメリットをより効果的に活かすには、広告アイデアを検討する際にユーザーニーズを把握し、ユーザーに興味・関心をもたらす様なクリエイティブな発想を心掛けましょう。

SNS広告の活用方法

SNS広告活用の目的は、いくつかありますがそのうちに大きな2点をご紹介します。

①ブランドの認知拡大

SNS広告は、自社の商品やサービス、ブランドをまだ認知していない「潜在層」に広告を訴求できるため、狙いたいと考えるターゲット層に対しても効果的にアプローチできる手法です。

そのため、商品やサービスだけでなく企業のスタイタスを彩る「ブランド」認知の拡大にも期待ができます。

認知されることが広まれば、現時点でブランドに興味がなくとも、後から興味が出てきた際に潜在層が見込み客へと変わる可能性もあります。

②ファンの獲得・育成

SNS広告を見ることで、ユーザーは商品やサービスの存在を知ることとなり、ランディングページやコンテンツなどから、情報を収集するうちにファンになるケースも考えられます。

また、既にファンになっているユーザーにとっては、SNS広告で新情報を知り、より以上のファンになる可能性も期待されるでしょう。

すなわち、SNS広告はこのようにファンの獲得と育成を目的に活用することができます。

SNS広告はこんな方におすすめ!

SNS広告は、下記のようなことをお考えの方におすすめしたいWeb広告です。

①商品やサービスの認知を広めたい方

SNS広告は、その出稿スタイルによっては、広告色をあまり感じさせない広告のため、ユーザーへ自然なアプローチが可能です。

SNS広告を見て、自社の商品やサービスに興味・関心を持ったユーザーを、より多くの見込み客へと変化させていきたい、そして、その認知度を広めていきたいと考える方におすすめです。

②企業ブランドの価値を守りたい方

SNS広告以外のWeb広告の中には、様々なWebサイト上に広告が配信されてしまうこともあり、商品やサービスにそぐわないサイトに広告表示されてしまうと、ブランドイメージが低下する可能性もでてきます。

その点SNS広告は、基本的に広告出稿したSNS内に表示されるため、出稿時にそのSNSのターゲット層を見極めて出稿しておけば、掲載サイトのイメージに左右されることなく自社のイメージが低下するようなこともありません。

こうした理由から、自社のブランド価値を守りたいという方におすすめです。

③広告の費用対効果 を期待される方

SNS広告には、その種類にもよりますが、広告の拡散を期待できる特徴があります。

ユーザーにとって、その広告の情報が興味深いとか面白いと感じ、SNS内でそれを共有したいと思えば、その広告自体の情報はどんどん拡散されていきます。

リツイートなどの形で拡散され、拡散された投稿は広告費用のかかることはなく、各ユーザーのタイムラインとして認識されていくため、広告としての効果が無料で手に入ることになります。

この広告情報の拡散性は、広告の費用対効果を期待される方にメリットを感じていただけるためおすすめです。

SNS広告の種類

SNS広告には、SNSごとに利用ユーザーや広告配信の仕組みなどに、それぞれ特徴があるため、どのSNSが広告出稿するにあたり最適化を知るうえで、Facebook、Twitter、LINE、Instagramという4種類のSNSの広告についてご説明していきます。

Facebook広告

Facebookでは登録時に「氏名」「年齢」「地域」「趣味・関心」「勤務先」など、ユーザーが個人情報を登録するため、そのデータをもとに、精度の高いターゲティングを可能にしているSNSです。

また、Facebookはユーザーの年齢層が比較的高いことから、ビジネスパーソンも多く、ビジネス向けの商材を広告することに向いています。

Facebook広告では、「CPC(Cost Per Click)【クリック課金⇒広告が、1クリックされた数に応じて広告費用が発生】」と「CPM(Cost Per Mille)【インプレッション課金⇒再生回数が1,000回ごとに発生】」の2つの課金方式があります。

Twitter広告

Twitterは、10〜30代を中心とする若年層の利用が多いため、若い人に向けた広告展開することに向いています。

実名を登録せずにアカウントを取得できるSNSのため、Facebook広告のような細かいターゲティングは難しいですが、ユーザーの趣味や関心事を基にターゲティングすることは可能です。

また、Twitterは拡散力の高さが特長で、ユーザー数もLINEに次ぐ登録数を誇っています。

Twitterの広告課金方法には、「CPC」、「CPM」の他に、CPE「(Cost Per Engagement)【エンゲージメント課金⇒いいね!・シェア、リツイートなどのエンゲージメント数で課金】」があります。

その他にも、「CPF(Cost Per Follow)【フォロワー課金⇒(アカウントがフォローされると発生】」や「CPI(Cost Per Install)【アプリインストール課金⇒アプリのインストールに応じて発生】」、「CPV(Cost Per View )【動画再生課金(動画が再生に応じて発生】」、「CPCV(Cost Per Completed View)【動画広告の完全視聴で発生】があり、多様な広告展開を可能にしているSNSです。

LINE広告

LINEは幅広い年齢層に利用され、現在国内ユーザーアクティブ数は9,000万人というSNSプラットフォームの中で、国内最大規模を誇ります。

Twitterのような、シェアやリツイートといった拡散性はありませんが、友人や家族間などのコミュニケーションにも活用されているため、ユーザー層の幅も広くアクティブ率が高いため、他のSNS広告ではリーチが難しいユーザー層へも、アプローチが可能と言われています。

広告は、LINEタイムライン、LINEブログ、LINEニュース、LINEマンガ、LINEポイント、スマートチャンネルなどのサービスと連動して、「CPC」と「CPM」 の2種類の方式が主体となっています。

Instagram広告

Instagramは、10〜30代の女性の利用率が高く、化粧品や美容のグッズ、ファッションなど女性向けの商品やサービスの広告展開に向いており、ユーザーによるビジュアルを中心とした情報検索が盛んに行われているという特徴があります。

Instagram広告には写真広告、動画広告、ストーリーズ広告、カルーセル広告、コレクション広告、発見タブ広告の6種類があり、広告費用の課金には、CPM・CPC・CPI・CPV 方式がとられています。

Instagramの人気コンテンツ「ストーリーズ」に、配信可能な「ストーリーズ広告」は、一般のストーリー投稿の間に配信されるため、ごく自然にユーザーの目に留まります。

その他にも「カルーセル広告」では、1つの広告で10の画像や動画が配信可能で、複数のサービス・商品を紹介したい時に効果的です。

「コレクション広告」は、カタログ式のフォーマットで、商品の見つけ出しから購入までを促進可能なため、特にECサイトやネット通販などの企業におすすめです。

※ 【CPF】⇒広告を利用してファン及びフォロワーなどを獲得するためにかかる費用を指す指標。

Facebookではファン獲得で「Cost Per Fan」、Twitterでは「いいね!」獲得で「Cost Per Follow」LINEでは友達追加で「Cost Per Friend」と呼ばれています。

SNS広告を成功させる4つのポイント

SNS広告を成功に導くためには、SNS広告の効果的な運用方法を知ることが必要なため、その4つのポイントをご紹介します。

ターゲットを明確にしておく

SNS広告は、ユーザーのプロフィール情報を基に、ユーザーのターゲティングが行えるため広告効果を有効活用するために、広告をどういうターゲットに届けたいのかをあらかじめ明確にしておく必要があります。

ユーザーにしてもらいたいアクションを想定する

広告出稿には、自社の商品やサービス、企業ブランドの認知を拡大したいとか、ユーザーの関心度を高めてファン層を増やしたいとか、商品のランディングページや購入サイトに誘導したいなどの目的があります。

その目的を達成するためには、ユーザーにアクションしてほしいコンバージョン(インプレッション数、クリック数、リーチ数)を想定しておき、出稿計画を考えることが必要です。

広告の見せ方を工夫する

SNS広告の表示は、デバイスによって配信場所の違いがあり、フォーマット自体もさまざまあります。

それらの特徴を把握して、広告表現のクリエイティブに注力して、ターゲットとなるユーザーに興味・関心を促すような広告の見せ方を工夫していきましょう。

ユーザーが飽きないように、クリエイティブの新鮮さを重視する

ユーザーは、1日何回もタイムラインにアクセスするため、広告も同一のものをずっと表示してしまうと、ユーザーが見飽きてしまいその広告自体を好まない感情を抱くかもしれません。

つまり、ユーザーが望んでいない広告を掲載し続けることによって 、広告主へのイメージが低下するかもしれないということです。

それを回避するために、なるべく早いスパンで新しい広告を展開していきましょう。

まとめ

SNS広告を出稿するには、各SNSのユーザー属性を把握し、自社の商品やサービスをどのようなユーザーをターゲットにアプローチするか、それにはどのSNSが効果を期待できるかを考え選択していくことが重要です。

たとえば、若い女性向けの化粧品ならば、ユーザーは使い心地など口コミが気になるでしょうから Twitterとか、ファッションならユーザーに商品のデザインを画像でしっかりと訴求したいと考えて 、写真がメインのInstagramに出稿を検討するといったようなことです。

ただ、ひとつのSNSだけに出稿と決めずに、予算に余裕があれば複数のSNSに広告運用し、その効果測定の結果から自社の商品やサービスにマッチするSNSを見つけていくのが得策です。

そのために、ターゲットユーザーに最適な広告運用を考え、商品やサービスの認知拡大と購入促進を図るためにも、Web広告を専門に扱うプロに相談して出稿計画を練りあげていくことをおすすめします。

弊社では、リスティング広告、ディスプレイ広告(Facebook広告/Instagram広告)など、運用型広告で「費用対効果の高い」運用支援をしておりますので、Web広告をご検討中の際には是非、ご相談をお願いいたします。

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